保養とは

原発事故による放射性物質の飛散により、放射能の不安を抱く方々が、居住地から一定期間離れて、放射能に関する不安から解放される日々を確保して心身の疲れを癒すために行います。

保養によって、ある程度健康が守られることは広く知られており、免疫力を大きく高める効果があることが知られています。

原発事故後、外遊びや自然体験が出来なくなった子供たちは保養に出ることで、屋外でのびのびと遊ぶことができます。

大人にとっても、不安を語り合い、情報交換をし、心身を休める貴重な機会となります。

発足の経緯

 福島県伊達市小国の【くらしの笑顔を守るネットワーク「小国からの咲顔」】からの要請を受けて地元の有志が集まり、

【認定特定非営利活動法人 ハーモニーネット未来】が事務局となって

2015年6月に保養受け入れのための任意団体【ウエルカムかさおか】が発足しました。

 

活動概要

2015年夏より、毎年夏休みに7日~10日程度、15~30名程度の参加者の保養事業を実施しています。

2021年8月現在、事務局は笠岡市甲弩2509に移り、16名の運営委員のもと、移住支援・保養支援などを地域とも協力しながら行っています。
また、岡山県内の他の保養支援団体とも協働し、長期保養を実現するために、2020年におかやまサンサン保養を立ち上げました。

しかし、コロナのため、おかやまサンサン保養の始動は延期になっています。

 

運営状況

私たちの活動は、多くのみなさまの寄付やボランティアによって支えられており、助成金なども活用して運営しています。